【気圧センサ】LPS22HBの使い方とArduinoプログラム


(高度に比例してプロペラが動きます)

LPS22HBという気圧センサをArduinoを用いて使用してみました.(ドローンの高度保持のため

このセンサは防塵防水で,ノイズレベルは0.1[hPa],精度は0.1[hPa](高度換算83cm)というセンサです.
実際は,大体10[cm]ぐらい動けば出力も変わってくるぐらいの高精度なセンサでした(ノイズは大体20[cm]程度に収まる感じでした).

あまり情報が見つからなかったので,ここに回路図とプログラムを記録していきたいと思います.




  • 接続方法

LPS22HBはI2C接続で通信しました.

I2Cは2端子しかないので接続はとても簡単です. SCLとSDL端子をそれぞれのデバイスのSCLとSDLに接続するだけです.

ただし,今回は,使用電圧が違うので途中にI2Cバス用双方向電圧レベル変換モジュール(PCA)を挟まないといけません.(Arduino Mega:5V,LPS22HB:1.7 – 3.6V).

回路図はこちらです.
変換モジュールにはArduinoから3.3Vと5Vと入力し(低電圧側と高電圧側があります),LPS22HBには3.3Vを入力します.






  • プログラム

プログラムはこちらです.

setup()の部分の,「CTRL_REG1_LPF_9_75HZ」を変更することで,出力モードを変えることができます.
生の出力データと[hPa]での気圧を表示し,さらに,高度計算をすることで[m]と[cm]での標高を表示させています.




3件のコメント

  1. お疲れ様です。

    これまた自動車にも利用できそうなアイテムが出てきましたね。
    しかも防塵防水w

    負圧を取るバキュームセンサーとしても応用が利きそうですね。
    これは正圧(いわゆるブースト)には対応しているのでしょうか。

    相変わらず、勉強になります(笑)。

    1. このセンサは,260~1260hPaが範囲なので,ターボなどを使っていたら使えませんが,自然吸気なら大丈夫な範囲だと思います.

      このセンサはホースなどのの取り付け部分がないので,測定するするのは少しめんどくさそうですが,,,

      昔,吸気圧力を測定しようと思い,このセンサを買ったのですが,何もせずに保管されています.笑 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-07529/

      秋月電子には正圧や負圧の測定できる気圧センサがいろいろあるので,みてみると面白いと思います.

  2. ホースを使わずに吸入圧力を測るという発想が、もう自分には出来ないレベルですw

    空気が流れるところに設置する感じなんでしょうか…
    旧い人間なので、見た姿ことのある姿しか想像できないですw

    技術は進歩しているのですね…ググッてみます。

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