新型CBR250RRが発売されましたが,こちらは,25年以上前のCBR250RR(MC22).
このバイクは,文字で表すより動画で見たほうが早いと思います.
※この動画では9000rpmまでしか回していません.
250ccなのに4気筒という,現代のバイクではありえないエンジンを積んでいます.
1気筒あたり62.5ccというエンジンのおかげで,レブリミットは19000rpmからというF1エンジンのようなバイクです.
そして,カムギアトレインを使用しているため,モーターのようなサウンドはとても良いです.
また,馬力は45馬力と今のバイクの1.5倍はパワーが出ています.
インプレ
-
意味わからないぐらい回るエンジン
最初に乗ったときは,壊れるんじゃないかって思ったぐらいです.
10000rpmぐらいでかなりエンジンが回っている音がしますが,それからあと9000もまわります.
-
足つきの良さ
このバイクに乗ってまず最初に思うのは,足付きの良さです.
身長174cmの自分が乗ると,足がかなり曲がります.
スーパースポーツらしくない足つきですが,ポジションは現代の250スポーツより前傾でレーシーです.
-
軽さ
そして,次に感じるのは軽さです.
車重157kgと低重心が相まってとても軽く感じます.
-
エンジンの低速の粘り
発進し始めると,低速があることが分かると思います.
19000まで回るエンジンながら,6速20kmからノッキングなしに加速していけます.
-
速度の割にエンジンが回る
6速の場合 : 回転数÷100をすれば,大体時速になります.
たとえば,60km/hでは6000rpm, 100km/hでは10000rpm回ります.
長距離走るときは,ちょっと疲れます.
-
高回転まで回すとかなりうるさい
高音+昔の規制のバイクなので”高回転では”うるさいです.
-
毎年,中古相場が上がっている
5年間で5万以上相場の上がっているプレミアのあるバイクです.
壊れた箇所
昔のバイクなので,保管状態によっては壊れている部品もあると思います.
これまで修理した箇所
- タンク内の錆除去
- タンクのコック(負圧コックのダイヤフラムが故障, フィルターの破れ)
- キャブレターのジェットの詰まり(タンクの錆)
- フロントフォークオイル漏れ
こんな感じです.
いずれも,長期保存によるものです.
昔のバイクなので,最初に整備が必要になるかもしれません.
しかし,一回修理してしまえば,ずっと乗れるようになると思います.