VTR1000SPの紹介とインプレ

 

HRCがスーパーバイク世界選手権(WSB)のために製作したホモロゲーションモデルの1000cc2気筒のスーパースポーツ.日本の規制に合わない為,逆輸入車のみの販売.
そして,WSBや8耐,ルマンなどで優勝したバイクで,みんなからじゃじゃ馬と呼ばれるホンダらしくないバイク.

ちなみに,燃費は10km/L程度で,1速でレブまで回すと110km/h程度,2002年式.
今まで3年間で自分以外にVTR1000SPに乗っている人はみたことないので,かなりレアなバイクだと思います.




 

インプレ

  • エンジンの音がとても良い&すこし音が大きい(純正マフラー)

重低音なのでイヤホンじゃないと本来の音が聞こえないです.

 

  • 乗りにくい(らしい)

このバイクに乗った人や乗ったことのある人は大体乗りにくいとか乗りたくないとか言います.
でも,SS乗ってる人だったら普通に乗ることのできるレベルだと思います.
大型バイク取りたての人や,SS乗ったことない人だと,慣れるのに少し時間がかかると思います.

自分はCBR250RR(MC22)から,大型とって一発目がこのバイクでしたが,特にこけることもなく普通に乗れています.

また,ほぼノーマルのVTR1000SPでジムカーナのようなこともしていますが,これは流石に難しいです.最小回転半径が大きいのに加えて,低回転が使えないために,クラッチを多用します.(スラロームではずっと半クラだったりすることも…)





  • 足つきは,身長174cmでかかとが2cm浮く程度

レーシングブーツを履けば,両足べったりつきます.

 

  •   低回転(2500rpm以下)は全く使えない

一定速度で運転していても,2500rpm以下はエンジンがうまく回らずガタガタとノッキングするので,まぁ使えません.

 

  •   意外と重い(乾燥199kg)

バイクを押し引きするときはすこし重く感じます(最新SSに比べて).
3年で4回ぐらい立ちごけしましたが,けっこう深く倒れるので起こすのは20代でもきついです.
でも,走り始めたらとっても曲がりやすいバイクになるので,安心してください.
ちなみに,立ちごけ程度だったら最初にマフラーの端が当たるので,そんなに目立つ傷は付きません.

 

  • 真夏の市街地は暑い

エンジンからの放熱はすさまじく,真夏の市街地ではタンクが熱くなります.
フレームは80℃以上になっていて,手で1秒も触れなくなるほど.
あと,なぜか,脚のくるぶしあたりが気流の流れで暑くなります(バックステップつけてるから?).
真夏のときは,田舎道のようなスピード出せる道でしか走りたくないです.

 

他のホンダバイクとはすこし変わっているバイクですが,基本的には乗りやすく,ネットで書かれているほどのじゃじゃ馬でもないと思います.

デザインも15年前のバイクとは思えないほどかっこいいです.

また,知名度が低いせいか,値段も結構安くおすすめ?のバイクだと思います.




 

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