EAGLEの使い方 回路図編


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前回の内容はコチラ→EAGLEの使い方 準備編


 

前回,EAGLEのインストールを終わせました.
今回は,EAGLEでまず最初に作らなければならない回路図を作成しましょう.




 

EAGLEには,大きく分けて2つの操作画面があります.

  • 1つ目は,Schematic

これは,簡単に言えば回路図を書くところです.
この画面では,部品と部品を結線させることが主な操作内容です.

実際の操作画面はこんな感じです.

 

  • 2つ目は,Board

これは,簡単に言えば,基板のパターンを作る画面です.
この画面では,部品の配置を決めることが主な操作内容です.

たとえば,先ほどのSchematicの画面でLEDとバッテリを結線した回路図を書いたとすると,このBoardの画面ではLEDとバッテリー同士がパターン図上でも結線されます.

実際の操作画面はこんな感じです.

 

それでは,実際に回路を作ってみましょう.

今回は例として,LEDをスイッチで光らせる回路を作ってみましょう.

操作画面はEAGLE7.5.0なので少し違うと思いますが,基本的な部分は同じだと思います.

 

 

  • その1

まず,EAGLEを起動します.
起動したら,このような画面が出てくると思います.

 

  • その2

メニューのFile–Newの項目にあるSchematicをクリックします.
これで,回路図を作成する画面が出てきます.

 

  • その3

このような,左上にSchematicと書かれた画面が出てきたら,左上あたりの赤丸で囲まれたボタンをクリックします.

ウィンドウが出てくるのでYesを押します.

これにより,パターン図を編集する画面が出てくると思います.



  • その4

ウインドウの左にSchematic, 右にBoardを配置すると使いやすくなります.

 

  • その5

eagleLibraries eagleLibrary5←このファイルをダウンロードして,適当な場所に解凍します.

これは,Eagleで使うライブラリ(部品のテンプレートのようなもの)で,自分で作成したものです.

 

その6

メニューのLibrary–Useをクリックして,先ほど解凍したファイルを全選択して開きます.

 

Shematicの赤丸のロゴをクリックして,今開いたライブラリが追加されているか確認してください.

 

  • その7

それでは,部品を配置してみましょう.

赤丸部分のAddボタンをクリックをクリックしましょう.

次に,LED–LED2.54MMをクリックしてみましょう.

 

赤い部品が出てくるので,適当な位置で左クリックをして,部品を配置してみましょう.
クリックをするたびに,部品が配置されていきます.

今回は,4つLEDを配置してみてください.

ちなみに,画面の拡大縮小はマウスのホイールでできます.




 

  • その8

今度はLEDを1個消してみましょう.

写真の赤丸のゴミ箱マークをクリックしてから,LEDを左クリックしてみましょう.

 

1個消えたと思います.

 

  • その9

次にLEDの回転と配置を変えてみましょう.

赤丸のMoveボタンをクリックして,動かしたいLEDを1度左クリックしてみましょう.
LEDが動くようになり,その状態で右クリックをするたびにLEDが回転していくと思います.

練習として,下の図のように配置してみましょう.

 

  • その10

次は,抵抗とスイッチ,5V, GND を配置してみましょう.

その8 と同様の手順で,Addボタンを押して部品を以下の写真のように追加しましょう.
抵抗は     resister
スイッチは  akizuki_tact_switch
5VとGNDは supply
の中に入っています.

抵抗や5V,GNDなどの部品は,足同士を合わせることで結線したものとしてみなされます.
線同士が重なっていると,結線されたことにはならないことに注意)

ちゃんと結線されたら,右画面のBoardの部品同士に細い黄緑の線が引かれます
これが引かれていなかったら,接続されていないということなので,再度確認してみましょう.




  • その11

このままでは,回路に電源を入力するところがありません.
ここで,電源入力部を作りましょう.

さきほどの回路の横に,Addボタンで2pin_smallの2PINを適当な位置に配置しましょう.
この穴に電源をはんだ付けすることで,電源が供給されるようにします.

 

 

そして,このピンに5VとGNDを接続しましょう.

このときも,Board側をみて,細い黄緑の線が結線されていることを確認しましょう.

 

  • その12

メニューのFile–Save as から,適当なフォルダに名前を付けて保存しましょう.

Shematic側を保存すれば,自動的にBoard側も保存されます.

 

 

お疲れ様でした.

Schematic側の操作はこれで完了です.

Eagleの操作はこれで70%程度終わりです.

次は,Board側の操作で,パターン図を作っていきましょう.

EAGLEの使い方 パターン図編←クリック




 

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