- 記事一覧
エコラン用ECUの自作 No.1 概要(当記事)
エコラン用ECUの自作 No.2 インジェクタ編
エコラン用ECUの自作 No.3 インジェクタ駆動回路編
エコラン用ECUの自作 NO.4 プログラム編
【Arduino】スピードメータ,タコメーターの製作
エコランという競技をする際,エンジンのセッティングは必要不可欠です.
自分が高専1,2年生のときまではキャブレターを使用した車両で大会出場していましたが,キャブのセッティングは面倒でした.素早くセッティングできるのはアイドリングとエアスクリューぐらいで,メインジェット交換などをするには最低10分ぐらい必要です.また,その間にエンジンが冷えてしまいます.
なにより,キャブレターはどの回転でどれほど噴射しているのかがわかりにくいので,初心者にとってセッティングは難易度が高い.
そこで,エコランで使用することのできるECUの開発製作をしました.(市販品を買う金もない)
電気に関する知識の少ない機械科の自分がつくれたので,誰でも作れると思います.
ECUを製作メリットは,
-
噴射量と燃費が走行しながら見れる(誤差3%程度)
このECUでは速度や周回数,燃費,予定のラップタイムなどを液晶ディスプレイにリアルタイムに表示させることが出来ます.キャブなどでは,ビュレットなどで噴射量を測定することができても,燃費はすぐには出せません.
噴射量をいちいち測らなくてもよいので,シャーシダイナモ試験での時間短縮が出来ます.
-
噴射量の変更を数秒で行うことが出来る
マイコンのArduinoを使用しているので,ノートPCさえあればどこでもセッティング変更できます.
-
データロガー機能を付けられる.
エコランというモータースポーツなので,データを記録することは次への大会での良い情報となります.そこで,SDカードに走行中の速度や走行距離,エンジン回転数,燃料噴射量,燃費,空燃比,エンジン温度などのデータを保存できるようにするデータロガー機能を追加しました.
(実際に得られたデータ)
-
2万円あれば製作できる.
基板は自作して制作できるので,コストは非常に安く2万円あれば作ることが出来ます.
これから,このサイトで自作ECUの作り方を書いていきたいと思います.
エコラン用ECUの自作 No.2 インジェクタ編
1件のコメント